バイトは奴隷、お客様は神様で成り立つ「おもてなし文化」

元バイトが見た「コンビニ24時」

以前レジ袋の話を書きましたが、実はコンビニバイト時代の私は袋詰めが苦手、というより嫌いでした。



「重いものから先に入れる」「少し大きめの袋に入れる」など基本は頭では理解しています。

しかし実際にはケースバイケース、いろいろな形状や種類の商品があります。いろいろな形や重さの商品を多数買われた場合、お弁当を水平に入れたりするのは、とても難しいことがあります。

考えて丁寧にやっていると、お客さんから「早くしろ」と怒鳴られます。

スーパーではサッカー台でお客さんがやるのですから、コンビニもそうして欲しいです。

実際にレジ横に袋付スペースを設けてあるお店もありますが、多くのコンビニはレジ周りにもいろいろ商品を置いています。結局袋詰めスペースはなく、店員がやることになるお店がほとんどです。





コンビニ店員は本当に業務が多く、新しいサービスなど始まるとさらに増えます。減ることはほとんどありません。

本部から来ているスーパーバイザーは「コンビニエンスストアだからお客さんに便利なように」などと言いますが、本部はスタッフの手間などどうでもいいと思っていますから、何でもやらせます。いくら募集しても人が集まらないわけです。

時々「お客様は神様だろ」というような態度で接してくるお客さんもいました。でもお客様が神様かどうかは、決めるのはお客さんではなく、サービスする側が決めるのです。




コンビニに来ていた偉そうなお客さんを思い出すたびに「日本人は礼儀正しい」「真面目で誠実」など私たちが勝手にイメージしていることは単なる自己満足、大きな勘違いであることがよくわかりました。

これはコンビニに限らず、飲食業など多くのサービス業でも同様だと思います。

海外ではお店でちょっと何か買っても、店員の態度は素っ気ないです。「Thank you」すら言われないこともあります。それが普通です。「おもてなし文化」と言う名の「奴隷労働」が存在する国、それが日本です。

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