私が勤務していたお店は繁華街にほど近い街中にありました。
日中に比べ、夜は少し怪しい雰囲気はありました。
治安は比較的いい方だと思っていました。
それでも私たちの見えないところで、いろいろあったようです。
たまに警察の方が「防犯カメラの映像を見せてください」と来られました。
店内の様子ではなく、多くの場合は外の駐車場に向かって付けられたカメラの映像です。
その「容疑者?」が店の前を歩いていた映像がないか、確認しているようです。
店長やマネージャーは、たとえミーティングや諸作業で事務所を使っていても、そのような申し入れにはもちろん協力します。
その映像で事件が解決したのか、一度だけでしたが、後日数名でお菓子を持って挨拶に来られた時がありました。
来られる警察の方は制服ではなく、私服の若く凛々しい刑事さん。
みなさん礼儀正しく、時間もあまりかけずに段取りよく作業されていきます。
防犯カメラの映像を映し出すモニターの操作方法も慣れているので、店員もずっと立ち会う必要はありません。
私は生まれて初めて本物の「警察手帳」を見ました。まるでドラマのようでした。
コンビニは商品を販売するだけでなく、地域のためにあると実感しました。
そんな時はちょっとだけ、バイトであっても誇らしく感じたりしました。
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